Blazing Chrome ~機械が支配する世界を生き残れ! 90’sアーケードゲームリスペクトのラン&ガン

©The Arcade Crew – Joymasher – 2019, all rights reserved.

 

 

基本情報

 

タイトル Blazing Chrome
対応機種 Steam/Nintendo Switch/PlayStation4
販売/開発 The Arcade Crew/JoyMasher
発売日 2020年10月7日(Steam版)/2019年7月11日(Switch版)
対応言語 日本語,英語,フランス語,イタリア語,ドイツ語,スペイン語,中国語 (簡体字),中国語 (繁体字),韓国語,ポルトガル語 – ブラジル,ロシア語
備考

 

 

作品概要

「Blazing Chrome」(「ブレイジング クローム」*)はブラジルのデベロッパーJoyMasherが開発を手掛けるゲーム作品。パブリッシャーを各プラットフォーム一律でThe Arcade Crewが担当する。

これまでインディーゲーム界隈において「ONIKEN」「Odallus」と着々と8bit風アクションゲーム開発の実績を積み重ねてきたJoyMasherが、その集大成とも言うべきクオリティで満を持して送り出したのが本作「Blazing Chrome」。

内容は2Dサイドスクロールのラン&ガンで、モデルとなった作品のベースには「魂斗羅」(コナミ/1985)シリーズの要素をリスペクトした部分が多数垣間見え、シューティングアクションの爽快感と熱量、そして面白さを堪能できる作品へと仕上がっている。

 

(*国内版Nintendo Switchのホーム画面上、及びSDカードに関連データ作成後のフォルダ名では「ブライジング クロム」表記)

 

ストーリー

(※本編より一部要約)

 

 

西暦21XX年

 

ロボットとの巨大な戦争の勃発により、戦いに敗北した人類たちは絶滅寸前という窮地に立たされていた。

 

強大な敵勢力を前に戦意を失った者は自分たちの無力を嘆き、機械に支配される道を選ぶこととなる。

しかし一方で、生き延びた者達の中には、戦うことを諦めない者もわずかにいた。

 

 

 

 

 

戦いを続ける兵士マヴラとその仲間、ロボットのドイルは人間側にとって最後の希望となる反乱軍の一員である。

彼らは今まさに、仲間たちと共に敵陣の深部に向けて危険な作戦を決行しようとしていた。

 

 

 

 

 

 

あのメカどもを…ぶっつぶすときだ!

 

 

 

 

 

操作

 

操作方法(Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン 移動、(下長押し)伏せ
Lスティック 移動、(下長押し)伏せ
Lボタン
ZLボタン (押している間)エイムモード
-ボタン

 

JOY-CON(右)
Rスティック
Aボタン (MAVRA,DOYLE使用時)武器変更、(RAIJIN、SUHAILA使用時、空中で)エアダッシュ
Bボタン ジャンプ、(下入力中)ローリング/(乗り物に搭乗中、下と同時に入力)降りる
Yボタン 攻撃、(MAVRA,DOYLE使用時、敵の近くで)近接攻撃
Xボタン (MAVRA,DOYLE使用時)武器変更、(RAIJIN、SUHAILA使用時、空中で)エアダッシュ
Rボタン 武器変更、(長押し+各方向へ入力で)エイム
ZRボタン
+ボタン ポーズ(一時停止)機能

 

キャラクター

 

MAVRA DOYLE
使用アクション:

射撃、(敵隣接時)近接攻撃、武器切り替え

使用アクション:

射撃、(敵隣接時)近接攻撃、武器切り替え

RAIJIN SUHAILA
使用アクション:

斬撃、チャージ斬撃、エアダッシュ

使用アクション:

拳打、チャージ拳打、エアダッシュ

RAIJINとSUHAILAは最初は選択できず、この2人についてはアーケードモード初回クリア後に開放される。複数の武器を使うMAVRAやDOYLEとは異なり、刀や拳によるシンプルな攻撃アクション一丁で進んでいくキャラとなっており、異なるプレイ感覚で本編を楽しむことができる。

 

システム

武器アイテム/武器切り替え

 

アイテムボックスに入っている以下のアイテムを入手すると武器を追加することができる。これらの武器はMAVRAとDOYLEのみが利用可能で、ノーマルショットに加えて計4種類の武器を所有することができる。

 

アイテム 外見 効果
長押しで蛇のような形状のビームを放つ。放出中、方向キーやスティックで自由に曲げることができる
命中後に爆発が発生するグレネード弾を発射。発射後任意のタイミングで再びボタンを押すと即座に爆破が可能
横一直線のビームを放つ。長押しでチャージ可能。チャージ度合いで威力が変化する
残機が1つ増える

 

武器切り替えはXもしくはAボタンで行えるが、選択中の武器はミスした際に失われてしまう点には注意が必要だ。

 

ボット

上画像のようなアイテムを取ると、様々な支援を行う小型メカの”ボット”を同行させることができる。ボットの内容は全部で3種類あり、アイテム登場後は取得するまでおよそ1秒ごとに順に切り替わる。

A/アタックボット S/スピードボット D/ディフェンスボット
シンプルな銃撃による支援攻撃を行う 移動速度上昇とダブルジャンプ効果をもたらす 敵の攻撃を2回まで無効化するバリアを展開する

被弾で即アウトというシビアなゲーム性である本作においては、特におすすめとなるのはディフェンスポッド。全ステージで重宝するのは間違いないが、特に攻撃の激しい後半ステージでは有難さを噛み締める機会も多い。

 

乗り物

特定のミッションではライドマシンが放棄されており、マシンに向かってジャンプすることで乗って操ることができる。

操縦時はマシンに備わった武器で攻撃しながら前進、後退、ジャンプ操作を駆使してステージを進めることができるが、ダメージを受けすぎると動かなくなると同時に本体が赤く明滅を始める。

こうなった場合、早めに下方向+Bボタンで降りないと爆発に巻き込まれてミスとなってしまうので注意しよう。

MISSION1 MISSION3 MISSION5
連射性の銃撃で攻撃。正面、頭上、斜め正面の5方向に放つことができる パンチを放つ。正面、頭上、斜め正面の5方向に放つことができる 長押しで赤外線の方向にレーザーを発射。正面、頭上、斜め正面の5方向に放つことができる。

およそ3秒間連続で射出し続けると銃口が赤く明滅すると同時にオーバーヒートを起こし、2秒間ほど撃てなくなってしまう。

ミッション毎に登場する機体のタイプが異なり、それに伴って攻撃も変化する。各タイプの特徴をよく知った上で上手く活用したい。

 

また、MISSION2とMISSION5の前半ではホバーバイクに騎乗しながら進む強制スクロールパートが展開。MAVRAとDOYLEでプレイ中はバイクに備わっている機銃で攻撃を行う(Yボタン)が、前方右側にしか射出できない点に注意。

RAIJIN、SUHAILAでのプレイ時は普段と同じく、各方向への打ち分け、チャージも可能な剣術と拳打による攻撃で戦う。バイク搭乗中でも全キャラクター共に、各ボットの効果は有効となるので活用していこう。

 

ゲームモード

ゲーム開始初期はアーケードモードのみプレイ可能。最後までクリアすることで、ボスラッシュ、ミラーモードがそれぞれ開放される。

 

アーケード

キャラクターを1人選んで、全6ミッションを攻略していく。前半のミッション1~4は攻略順を自由に選択可能。先のステージになるほど難易度も上昇する。

ゲームオーバー後もクレジット数に応じてコンティニューが可能(難易度イージー、ノーマルは無制限)だが、新規ゲーム開始時に決定したキャラクターを途中で変える事はできないので要注意。

 

イージー ノーマル ハードコア
残機 7 5 3
クレジット 無制限 無制限 3
サポートカプセル あり なし なし
セーブシステム あり あり なし
ランキング 未対応 対応 対応

 

 

 

ボスラッシュ

アーケードモードで初回ゲームクリア後には追加モードの1つとして「ボスラッシュ」モードが開放される。本編に登場する中ボス、ステージボスらの戦闘パートが連続で展開する中、全ターゲットを倒すまでのタイムアタックに挑戦する専用モードだ。

ボスとのバトルエリアを繋ぐ区間上では一時的にタイマーが停止する仕様で、3回までのコンティニューが使用可能。

 

 

ミラーモード

 

初回ゲームクリア後に開放。ステージ構造が鏡映しのように左右逆となり、それに伴ってゲームプレイも画面右側から左方向へと進むモードに変化する。

アーケードモードやボスラッシュモードと全てのモードで切り替え可能となるので、本来の左から右へ進むノーマルモードを遊びつくしたというプレイヤーも、このミラーモードで同じステージを新鮮な気持ちで臨むことができるはずだ。

 

 

 

プレイ後の感想

 

「Blazing Chorome」の内容をここまで紹介してきたが、以下ではアーケードモードを中心に全編プレイを終えての感想を綴っていく。

まずは何と言っても目を見張るのが16bitタッチでしっかりと描かれる緻密なドットグラフィックで、メガドライブ後期のような抑え目の色調は同機でリリースされたゲーム作品の愛好家にはたまらない。幕間に挿入されるジャパニメーションテイストのデモカットや、サウンド面ではエンドロールで流れるエンディングテーマ(なんと歌入り!)も秀逸だ。

 

ユーザーインターフェース的にはメガドライブ用ソフトとして今や屈指のプレミアタイトルとなっている「魂斗羅 ザ・ハードコア」へのオマージュが強く、インパクトの強いゲーム内演出こそ見られないものの、回転拡大縮小といった当時の家庭用ハードが得意とした演出を想起させる場面が作中に散りばめられており、当時のアクションゲームに対する熱いリスペクトを感じる作品へと仕上がっている。

 

一方でステージ構成については、個人的に後半部分にやや不満が残る部分が見られた。例えば、ステージ5では比較的難易度の高いバイクパートが冒頭~中盤前半までやや冗長気味に続き、最終面においては複数のタイプのターゲットを相手にひたすら連戦を行うという構成が最初から最後まで続いていく。

最終面に関してはその結果、オールクリア時の印象が「ステージ攻略に苦戦はしたが、最後に強大な敵を倒したというカタルシスには乏しい」といったものになっているのは残念に思う点だ。それ以外のステージ構成が丁寧だった分、一番盛り上げるべき最終面が尻すぼみな印象を受けるのは偏にこのステージだけ構成の拙さが影響しているように感じられたのだが、実際にプレイした諸氏の異な意見も聞いてみたいところ。

 

上述の不満点を差し引いても総合的な完成度の面で見れば操作感、グラフィック、サウンド共に申し分ない出来で、”90年代風2Dサイドアクション”としてたしかな満足感が得られるタイトルとなっている。インディーゲーム且つラン&ガンのファンには必見の一作。是非お試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア 7.5(10点満点中)

 

良い点

  • 内容はスタンダードなラン&ガンアクションゲーム。ビジュアルやサウンド面では特に90年代前半のアクションゲームへのリスペクトを強く感じられる
  • 選択キャラごとに銃撃、近接と2タイプに大別されたアクションにより、それぞれ異なるアクションゲーム感を味わう事ができる
  • 3種の難易度ごとに異なる制限が設けられており、幅広いプレイヤーに対応している

惜しい点

  • 1回接触でワンミスと言う仕様上、全体的な難易度は高め
  • 選択したキャラクター1人による全編通しプレイ&データセーブ方式のため、ゲームオーバー後リスタートのキャラ選択や一度クリアしたステージ選択が一切できないなどプレイの自由度に欠ける
  • 5面前半のバイクライドエリアや実質全編ボスラッシュとなる最終面など、変則的なパートが執拗に続くエリアはプレイヤーによってはくどい印象に映る場合も

 

 

 

ステージ紹介

 

最後に、アーケードモードのステージをスクリーンショットと簡単な説明で紹介していこう。

(※以降、ゲーム内容に関するネタバレを含む記述が含まれています。読み進める場合はその点においてご留意下さい)

MISSION1:東首都跡 難易度:★★★★

荒廃した首都。無惨に破壊された車体が痛々しい爪痕を残すハイウェイを敵陣目指して突き進め。

 

MISSION2:輸送列車  難易度:★★★★★

冒頭からレール上をバイクライドで滑空する強制スクロールパートが展開。機銃掃射とライドジャンプを駆使して、続々現れる追っ手をなぎ倒していこう。目的は敵の輸送列車の破壊だ。

 

MISSION3:兵器工場  難易度:★★★★★

バイオ兵器工場が新設されたとされる岩山と広大な砂地が特徴的なステージ。流砂の上では左右への動きが制限されると同時に、少しずつ砂の中へと飲まれていく。

 

MISSION4:通信塔  難易度:★★★★

通信塔の破壊を目指す前半からのステージ後半では一転、3Dシューティング風の変則ステージが展開。途中に浮かぶアイテムを1つ、また1つと入手していく事でショット攻撃にホーミングミサイルなど新たな武装が順次加わり、攻撃が強力且つ派手になっていく。

 

MISSION5:秘密基地  難易度:★★★★★

敵軍のパワーコアが眠るという雪に包まれた秘密基地。前半の長尺気味なバイクライドパートを抜けると、パイプに掴まりながら進んでいくエリアへ。

 

MISSION6:???  難易度:?????

いよいよ最後のミッション。最初から最後まで顔ぶれ豊かな中ボスクラスの敵を相手にした連戦が続いていく。途中のボット獲得ポイントでは、ディフェンスボットを選ぶことで比較的有利に戦う事が可能だ。

 

 

スポンサーリンク